てぃーだ平和ネット ~沖縄県議会~

PARLIAMENT ACTIVITY 議会活動

  • 代表質問
  • 山内 末子

令和2年第6回沖縄県議会(定例会)

2020年9月25日

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1 知事の政治姿勢について
 (1) 知事就任2年目の折り返し点を迎えるに当たり、これまでの公約実現の成果とコロナ後の環境変化に対応すべく沖縄の新しい未来像をどう描いていくのか知事の今後の課題・決意を伺う。

 (2) 安倍路線の継承、沖縄の民意が置き去りにされたまま引き継がれた菅総理の誕生に何を期待し、特に沖縄問題については行政改革に複合された担当大臣という厳しい対応を示していくのではという懸念にどう向き合い、県益発展への道筋を探していくのか知事の所見を伺う。

 (3) 世界中でコロナウイルス感染拡大という難局の中、ウチナーンチュ・県人会の被害の状況はどうなっているのか。首里城火災の際には県人会等世界中から激励の声が届いた。この難局を共有し心から支え合うことが今こそ大事ではないのか。知事から世界のウチナーンチュの皆様に連帯のメッセージを出してはどうか見解を伺う。
併せて観光の島ハワイのコロナウイルス感染状況は沖縄同様危機に瀕している。イゲ州知事との意見交換により双方の対策共有が図られると考える。知事の所見を伺う。

 (4) 米国への情報発信・基地問題等の訴え・意見交換等渡航もままならない状況だがどのように作業を進めているのか。大統領選後の対応等計画は持っているのか伺う。

 

 (5) 沖縄の民意や地位協定改定等、全国に向け当事者意識の議論を提起している「全国トークキャラバン」はコロナ禍の中実行されていないが、今後の計画と沖縄問題の発信の在り方について展望を伺う。

 

 (6) 黒人差別・人種差別に抗議異議を唱えた大坂なおみさん、全米オープンでの優勝はまさしく魂の勝利だと世界中で称賛されている。ヘイトスピーチ条例について知事は前向きな姿勢をみせているが、多様性・ダイバーシティと向き合うデニー知事ならではの国籍、人種、性別、性的指向、障害等様々な差別のない沖縄をつくるための条例制定を目指したい。対応を伺う。

 

2 環境政策について
 (1) サンゴ保全再生について
  ア 地球上の海の0.2%しかないサンゴ礁に海の生き物の4分の1が暮らし、沖縄近海の日本一のサンゴ礁の保全について世界から注目されている。SDGs14「海の豊かさを守ろう」で2030年に世界のサンゴは約9割死滅すると言われている。大事なサンゴを守る対策を伺う。
  イ サンゴの移植についてこれまでの他県や本県の実態・移植成功率・生存率を伺う。
  ウ 深刻化するサンゴ礁の減少化対策として条例制定も視野に入れ強化を図るべきだと考えるが見解を伺う。

 (2) 気候変動非常事態宣言の実施について、さきの委員会において9月実施の取組とあるがその実施内容、スケジュールを伺う。

 

 (3) 有機フッ素化合物(PFOS等)を含む泡消火剤流出問題について
  ア 調査結果報告で、事故の原因が米兵のバーベキューであること、消火システムの作動の対応ができなかったことなど、驚きと怒りを禁じえない。軍隊としての危機管理体制の欠如を強く指摘し再発防止策の徹底を求めるべきだが、県の認識と対応を伺う。
  イ PFOS汚染について、周辺土壌の検査と河川から海域への流出により牧港漁港内「水産養殖研究センター」への地下海水などの水質検査など検査区域の拡大も必要だと考えるが対応を伺う。

 

3 那覇港湾施設の移転について
 (1) 国から南側案は困難という説明後、浦添市が受け入れたという報道になっているが、それにより移設が早まるというイメージがある。その議論はどう展開していくのか伺う。

 

 (2) 浦添ふ頭地区調整検討会議の役割・目的・現状について伺う。

 

 (3) 民港の位置・形状・絵を描くという総合的計画がないまま、港湾移設のスケジュールが進められるのか伺う。

 

4 新型コロナウイルス感染防止・経済対策について
 (1) 第3波に向けてこれまでの知見をまとめて対策強化の準備が急がれる。行政・医療界・観光・経済界等業種を超えた連携・システムづくりが重要だと考えるがその取組について伺う。

 

 (2) 高齢者施設や保育所等の社会福祉施設・医療機関内クラスターの発生が重症化・死亡者の増加につながったとの説明がある。発生の徹底究明・今後の集団感染対策を講じることが急がれる。取組について伺う。

 

 (3) 米軍基地内の感染者発生状況と対策、基地外居住者の把握と対策、基地従業員の感染防止対策、雇用の安定の確保が求められているがどのように進められているか。

 

 (4) 経済的弱者と言われる独り親家庭、学生及び低所得者に対する支援体制の課題と対策を伺う。

 

 (5) 県内高卒者の求人倍率が今年3月の1.84倍から7月現在で0.83倍と急減悪化の報告がある。コロナ禍でこの現状を打破する対策は講じられているのか。取組状況を伺う。

 

 (6) これからの経済動向をどのように推察しているのか。経済再生の時代に対応するには、利益率を高める働き方改革や企業努力だけで成し遂げられるものではない。県の経済戦略の本気度が問われる。見解を伺う。

 

 (7) 食産業及び農水産業の新たな市場の展開・システムの構築が求められる。取組を伺う。

 

 (8) 全国で修学旅行の実施の検討が始まった。県でもしっかり対策を取り、子供たちが安心して旅行ができるよう環境整備を急ぎたい。現状はどうか。

 

5 万国津梁会議の方向性について
 (1) 「SDGsに関する万国津梁会議」から出された中間報告、沖縄SDGs実施計画案について県の認識を確認する。
この成果を踏まえて2030年まで続く取組を啓発、推進体制をどのように行っていくのか、県自らイニシアチブをとるのか、プラットフォーム等の構想について伺う。

 

 (2) SDGsは女性や若者の参加が重要視されており、「質の高い教育」を目指すための教育委員会としての取組実践事例及び今後の教育現場への推進可能性について伺う。

 

 (3) 米軍基地に関する部門、SDGsともに沖縄振興計画との関係性について伺う。

 

6 エネルギー政策について
 (1) 電力自由化から4年、県内の現況・課題及び今後の方向性について伺う。

 (2) 石炭火力発電所休廃止問題で県内のエネルギー政策はどう変わるのか。エネルギービジョン計画を伺う。

 

7 教育行政について
 (1) オンライン教育の推進状況は順調か。教員の指導体制や家庭での機器の設置環境等、格差につながる懸念事項への対応はなされているのか伺う。

 (2) 夜間中学校・フリースクールの整備状況取組について伺う。

 (3) 特別支援学級の現状と課題、特別支援高等学校への連携について伺う。

 

8 土木行政について
 (1) 下地島宇宙港事業が合意されたが夢のある事業に期待が高まる。事業概要、経済・地域振興にどのような効果が期待されるのか。事業のスケジュールについても伺う。

 (2) 建設設計業務委託の最低制限価格引上げを求める声が高いが方向性を伺う。

 

9 農林行政について
 (1) 本県の基幹産業としてのサトウキビ生産について、本島内のキビ農家を守る観点から老朽化しているゆがふ製糖工場の早期の改善・対策が求められているが県の対応を伺う。

 

10 行政運営について
 (1) 首里城火災・豚熱問題・コロナウイルス対策と度重なる危機回避のために県庁職員、教職員の過労死寸前の勤務実態の数字が出たが、その現状と対策について伺う。 

 (2) コロナ対策としての支援金詐欺が発覚した。県の状況・対応策について伺う。