てぃーだ平和ネット ~沖縄県議会~

PARLIAMENT ACTIVITY 議会活動

  • 一般質問
  • 山内 末子

令和5年第4回沖縄県議会(定例会)

2023年12月12日

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議長、休憩お願いします。


よろしくお願いいたします。 連日、政治と金の問題で暗いニュースが大変ある中で、この間大きな輝かしいニュースが飛び込んできました。大谷選手のドジャースへの移籍が決定をしたということ。10年間で1015億円、何か見たこともないような数字なんですけど、スポーツ選手史上最高額だということで、何とまあ、世界中からこの日本の選手が評価をされているということで、本当に誇らしく思います。ぜひけががなく、私たち野球ファンを楽しませていただきたいと思います。またさらにうれしいことに、そのドジャースの監督が沖縄生まれ、そしてお母さんが沖縄出身だということで、またまた大万歳だと思います。ぜひ知事、このドジャース、来年の開幕試合は韓国だそうです。ぜひ、沖縄に誘致をしましょう。私も県議選挙の公約に、1人じゃ駄目ですので、全員みんなで一緒になって公約にしながら誘致の実現に向けて頑張りたいと思いますので、皆さん、よろしくお願いいたします。 それでは、早速夢を抱いておりますので、夢のある答弁をお願いいたします。 それでは、早速行きます。  1、知事の政治姿勢について。  (1)、政府による自衛隊の統合運用の強行について。  ア、陸・海・空の従来の訓練に加え、宇宙、サイバー、電磁波等新分野の訓練が加わっております。地元の意向を軽視し、強行された日米共同訓練(レゾリュート・ドラゴン)では、初めて新石垣空港にオスプレイが飛来をしております。繰り返される訓練は、県や関係機関、県民生活にどのような影響を与えるのか、知事の見解を伺います。


訓練に参加した自衛隊、米軍の規模を伺います。


防衛力の強化ということで、どんどんそういった自衛隊の共同訓練ということがエスカレートしていく可能性が大変高くなっていくと思います。そういう観点からやっぱり県民に対しまして、県民の慣れや諦め感や悲壮感、そういうものにつながらないように、もうなし崩しの訓練に対しましては、ぜひとも今公室長からありましたので、毅然とした対応をもって接していただきたいと思います。それについては、以上でよろしいです。  2点目の在沖米軍幹部の辺野古新基地建設に関する発言について伺います。  ア、辺野古新基地建設に関する軟弱地盤等について、これまでも米国連邦議会調査局(CRS)や会計検査院(GAO)が懸念を指摘しております。私も前回もその発言をしてきました。今回初めて基地を使用する側の米軍から同様の懸念や普天間基地の継続使用の見解を示されたことは、非常に重要だと言えます。知事はどのように受け止めているのか、伺います。


私たちは5年前に、与党県議5人で米国議会、米国政府を訪れました。そのとき、その議会調査局との面談の中でも、やはり軟弱地盤の件やあるいは気候変動の関係で、海面の上昇、そういったものが避けられないと。たとえ完成しても滑走路は使えなくなるんじゃないかということを、そういう懸念を議会調査局も我々のほうにそういう発言をしております。米国も常識的あるいは科学的に、この工事ということについて、もう無理だという見解は、これは一致していると思うんですよね。そういうことですけど、やはり日本政府がお金も出す、そしてやめると言わない。普天間をそのまま使うことに支障はないということですから、その米軍の本音、そこをしっかりと調査をする必要があると思います。米国への働きかけ、その情報収集、それをワシントン事務所ほかいろいろあると思いますが、その件についてどう取組を持っているのか、お伺いいたします。


この見解を政府との交渉の中でどのように位置づけながら、そして計画の中止、普天間基地の運用停止、返還に向け取り組んでいくのか伺います。


辺野古の工事が問題ないって言ってるのは、もう日本政府だけなんですよね。どのような条件になっても、この日本政府は辺野古が唯一、これから1ミリも動かない。せんだって知事は、代執行裁判の陳述要旨を全国の知事に送ったようですが、その目的と効果をどのようなものを期待しているのか伺います。


直近の報道の中で、代執行についてJNNの世論調査の結果が出ております。賛成38%、反対58%という結果が出ております。この結果をどう受け止めますか。


これまでいろんな形で日本全体に向けて、報告をしたりやってきております。それから先ほどの知事の書簡の発送もそうですけれど、もう世論の喚起というものを、これはやっぱり政府を動かす大きな力になるのではないかと思います。そういう観点から私は先ほども言いました、米国――例えば米国でも辺野古のことをしっかりと沖縄に寄り添っている市議会もありますし、沖縄に賛同する学者や退役軍人会にもいろんな形でいろんな情報をしっかりと出していく。ちょっとコロナでそれが少し弱まっていた感がありますので、Zoomなども通してもう一度そこら辺の――アメリカへと、あと日本全体への働きかけ、これを強化していく。これが政府を動かす大きな、やっぱり一番の原動力になるかと思いますけど、その件については知事、どのようにお考えでしょうか。


世界の軍事状況が本当にもう大変厳しい状況がある中、やっぱり米国のこの米軍の在り方については、本当に世界でも今評価が分かれるところだと思いますので、チャンスだと思います。そういうところからもしっかりと頑張っていただきたいと思います。  3点目の知事の対話外交についてです。  イスラエル・ガザ攻撃問題、台湾有事、北朝鮮ミサイル発射問題と生臭い世界の政治状況の中、知事の積極的な対話外交は、アジアの平和につながる姿勢だと評価をしたい。今後の取組、展開について伺います。


知事が台湾訪問をした際に、少し懸念が出てきたかと思いますけど、知事の経済団体の皆さん方との関係者、そういった皆さんたちとの連携、交流が深まったということ、そういう説明がありました。日本政府と台湾との関係、昨日もちょっとあったようですけど、確認をしたいと思います。政府の台湾に対する方針はどのようなものか、確認をしたいと思います。


今ありました、非政府間の実務関係として維持していく、これ何のことかってちょっと調べてみますと、45年ぶりに2017年、副大臣が台湾を訪問した際に、菅官房長官が発言をしております。そういった非政府間の実務関係として、しっかりと交流を進めていくと。そういう政府の関係、これが今回も知事が台湾を訪問する際の姿勢、その方向性を共にしながらしっかりと人的、経済的交流、文化交流、全てにおいて対話外交を進めていると、そういうふうに理解してよろしいでしょうか。


積極的にアジア外交を進めていただきたいと思います。 次に進みます。 北部訓練場跡地の米軍廃棄物問題について。  (1)、廃棄物への注意喚起、発見時の適切な対応の仕方(どこに通報するか等)を示す看板の設置計画について伺います。


設置されているとおっしゃってますけれど、昨日、高江の住民やあるいは関係者の皆さんがちょっと見てみますと、どこにも見当たらないんですよ。その意味で、誰もそれが知らないところに設置されていると。設置用の看板の効果がやっぱり薄れるんじゃないかと思います。そういう観点から、ぜひどこにその看板が設置され、そしてどのような内容のものがあるのかって、しっかりとこれ確認していただきたいんですけど、どうでしょうか。


部長、廃棄物あとどれぐらい残っていますか。


ぜひそこはもうちょっとしっかり確認をしていただきたいと思います。 その廃棄物、訓練場だけではなくて、ヤンバルの森、その森でも見つかっているわけなんですよね。ですから、そういったところへのその看板の設置。これから北部訓練場ではなく世界遺産について本当に注目が集まってくると思います。先ほどもありましたテーマパーク、このテーマパークのジャングリアですか。開業の発表、これがもう大変華々しく、全国的展開でCMもなされております。世界遺産の大森林を活用して新たな観光のツールが沖縄に誕生すると。そういう注目を浴びてくる中で、やはりこの環境の整備、それから保全は、我々沖縄県としても責務がありますので、ぜひしっかりとやっていただきたい。訓練場以外の看板について、この件につきましては、地権者の問題や、あるいはいろんな問題あるかと思いますけれど、ぜひそこは林野庁とも相談をしながら、なければ県が独自にでもその看板設置に向けて取り組まなければならないのかなというふうにも思いますので、ぜひその辺のところを部長の見解をお聞かせください。


そのような観点から、2点目の米軍廃棄物の状況や撤去作業について、ユネスコ世界遺産センターに提出する保全状況報告書に記載する必要があると考えますが、これについては令和4年度につくられていると認識をいたしておりますが、その辺のことについて少しお聞かせください。


せんだって報道によりますと、世界遺産と北部訓練場の廃棄物問題や自然保全に向け環境省や米軍関係市町村、NGO団体等を交えた会合を開催するとの報道がありました。開催の意義や県の関わりについてお聞かせください。


存在するのはやっぱり沖縄県ですので、沖縄県が積極的にその協議会に入って、その中身についてはやっぱり沖縄県がしっかりと発言をしていくということ、それをぜひ実行してください。よろしくお願いいたします。 続きまして、3点目のウチナーネットワークの強化について伺います。 この件で今、フィリピンの移民2世の親族捜しがありまして、うるま市のアカヒジ・サムエルさんの身元がほぼ確定をしたようです。現地にはまだ多くの方が沖縄のルーツ捜しを希望しているというような事実がありますが、県の認識について伺います。


今回、私このルーツ捜しをしておりますアカヒジさん、その支援団体と親族であろう皆さんとの聞き取りに立ち会いました。その方、戦時中のどさくさの中で出生をいたしまして、出生届も出せないまま――実はもうフィリピンは戦争になる前から日本兵が現地の人たちを迫害しているということで、戦後は本当に日本人が迫害をされ、現在でも森の奥に住んでいるんだと、そういうような状況で、その彼が実際には国籍もないまま81歳になっているということ。非常に切実な人生を送っておりますが、父親が日本人だということが判明し、今回の皆さんたちと運よく親族が見つかったということで、14日に来沖をなさいます。それにはとてもフィリピン政府に協力していただきましたが、知事、ぜひこの方にお会いになっていただき、激励をしていただきたい。どうでしょうか。


ありがとうございます。ぜひ実行をお願いいたしたいと思います。 現地にはまだ、沖縄ルーツと分かっているだけで30名近くいるそうです。そうであろうという人を含めると、70名近くいるようなんですね。戦後処理の一環として、これは沖縄県だけではなく、国籍の回復あるいは人権回復、これについてやっぱり沖縄県から国に向けて働きかけをして、絶対にこれもう一日も早い対応が必要になってくると思いますので、その件についても沖縄県から発することが必要かと思いますが、その件については知事いかがでしょうか。


もう一点ですね。 国籍がないということで、やっぱりこの渡航するのにも本来できない状況ではあるんですよね。それをフィリピン政府が本当にもう、しっかりと協力をして、本来ならば不法滞在で罰金も発生するところ、それもなし。そういうことでしっかりとフィリピン政府の寛大な配慮、これについてはやっぱり沖縄県、知事のほうから政府に対して感謝、謝意を表明する何らかの策が必要かと思いますが、これも改めて知事どうでしょうか。


よろしくお願いいたします。 次に進みます。 沖縄県消防指令センターについてです。 センターの役割、現状と課題について伺います。


その移転をすることによって、カバーする人口、今沖縄市とかが入ってくると言っていますけど、人口的にはどのように変わりますでしょうか。


今、計画をなされているうるま市への移転に際しましては、財政支援が必要になってくるかと思いますけど、その対応についてお聞かせください。


移転の建設等につきましては、緊急防災・減災事業とか、そういうものがあると思いますけど、その進捗状況というか、これしっかりと災害が巨大化それから広域化している状況ですので、事業が遅滞なく進捗するよう、これも要望としてとどめたいと思います。 次に進みます。 伝統文化保存について。 三線の原材料でありますリュウキュウコクタン(クルチ)の入手が困難な現状を踏まえ、道路街路樹として植栽されているクルチの資源供給の仕組みの構築について伺います。


現在、県内のクルチの植栽状況、どれぐらいありますでしょうか。


ぜひこれもあと10年、20年、30年と時間がたつにつれて、やっぱり三線のさおの原材料の確保は大変厳しくなってくると思いますので、ぜひ関係機関と連携していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、県営団地の建設計画について。 3点目の石川団地の建て替えスケジュールについて、うるま市とどのような調整がなされているのかお伺いいたします。


周辺にこの市有地の複合施設の計画があり、そこの心配が皆さんたちからありますので、ぜひ要望をしっかりと受け止めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、悪質ホストクラブの問題、県内の実態と対応についてお聞かせください。


法整備の準備もあるようですので、ぜひしっかりと対応をお願いしたいと思います。 続きまして、教育行政について。 働き方改革推進プランに基づいた成果と課題についてお聞かせください。


もういろいろ頑張っていることは分かっておりますけれど、なかなかそれがまた、一つの対策をすると、一つの壁ができてくる、課題ができてくるっていう状況だと思いますので、現場とのその調整が一番大事だと思います。その一体化をしていくということ、この件についてしっかりと頑張っていただきたいと思いますが、もう一度その辺お願いします。


次の特別支援学級の現状と課題について伺います。


教員不足の大きな要因にもなっているということですので、しっかり取り組んでいただきたいと思います。 最後に、9点目、当たり前のLGBTQ、見える化の実現に向けて伺います。


せんだって訪問したカナダのバンクーバーの様子をちょっと。街の一角です。横断歩道、歩道、植栽鉢、自転車置き、LGBTQのイメージの虹色づくしなんです。これだけでこの街が多様性に寛容な街だと一目瞭然。ここまでとは言わずとも、やはり県のどこにもそういった多様性のフラッグであったり、虹色があったり、そういうことをすることによって、目から、視覚から訴えてくる。そういった理解にもつながっていくのかとは思いますけど、その辺何かしらの見える体制を取っていただきたいんですけど、知事どうでしょうか。


ありがとうございました。よろしくお願いいたします。