てぃーだ平和ネット ~沖縄県議会~

PARLIAMENT ACTIVITY 議会活動

  • 代表質問
  • 山里 将雄

令和2年第6回沖縄県議会(定例会)

2020年9月25日

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1 8月28日に安倍総理が辞任を表明しました。安倍総理の評価は別として、長期にわたり重責を担ったということについては敬意を表します。また心から御病気の回復をお祈りするものです。しかし安倍前総理は在任の間、「沖縄の心に寄り添う」と言いながら、ついぞそのような態度を示すことはありませんでした。7年8か月に及ぶ安倍政権を、知事はどう評価するか伺います。

 

2 辺野古新基地建設問題について
 (1) 辺野古新基地建設に係る設計変更承認申請の告示・縦覧手続が9月8日から開始されました。申請書は軟弱地盤の具体的データを示さず工事の詳細な説明もないなど、多くの箇所でずさんで曖昧な内容となっています。
  ア 全体的な申請内容に対する認識・評価を伺います。
  イ 不備や疑問点については審査の過程でどのように対応するのか伺います。
  ウ 県内各所から大量の土砂、海砂利を採取する計画となっており、環境への悪影響が避けられません。見解を伺います。
  エ 現段階で何件の意見書が提出されているか伺います。
  オ 意見書は知事が判断する上で、どう生かされるか伺います。
  カ 多くの疑問点に具体的データ開示や詳細な説明をしていない変更承認申請は、承認し得るものではなく、即座に不承認の判断がなされるべきだと思いますがいかがですか。

 

 (2) 辺野古ゲート前において警備を受注する会社の警備員がカメラを装着して、抗議活動をする市民を撮影しています。沖縄防衛局に違法行為だと抗議しても、「受注業者が自主的判断で行っていること」と容認の姿勢を示しています。人格権を侵害する違法行為であるとの観点から、県として沖縄防衛局と警備会社にやめるよう抗議する必要がないか伺います。

 (3) 沖縄防衛局は辺野古キャンプ・シュワブ内の美謝川の切替調査の準備を進めていますが、それには名護市長の許可が必要とされていました。しかし稲嶺前市長が「あらゆる市
長権限を行使して基地建設を止める」として許可しない方針でいたことから、市の関与を避ける工法に変更しようとしてその後取下げた経緯があります。今回の変更承認申請において関連する変更があるか伺います。

 

 (4) 県民があらゆる活動で自粛を余儀なくされ、辺野古の抗議行動も中断する第2波のコロナ禍の中で、防衛局が建設工事を強行したことについて見解を伺います。

 (5) キャンプ・シュワブ内の遺跡「大浦崎収容所跡」の一部について、新基地建設に伴う隊舎建設により、米側が現状保存をしないとしています。大浦崎収容所跡地は、悲惨な収容所の様子を伝える貴重な遺跡です。名護市教育員会では全ての範囲の現状保存を求めましたが聞き入れられず、やむなく記録保存の準備をしています。貴重な遺跡の現状保存について県として日本政府、米側に強く申し入れるなど対応はできないか伺います。

 

3 北部基幹病院の設置について
 (1) 7月28日に沖縄県と北部12市町村との間で北部基幹病院の基本的枠組みに合意しました。合意後の経過について伺います。

 (2) 開院までの整備スケジュール、課題などについて伺います。

 (3) 建設用地の検討状況を伺います。

 (4) 事務体制について伺います。

 

4 北部生産地におけるシークヮーサーの立ち枯れ被害について
 (1) 被害状況を伺います。

 (2) 生産量、生産額にどれほどの影響があるか伺います。

 (3) 立ち枯れの原因について伺います。

 (4) 今後の対応について伺います。

 

5 北部テーマパークについて、7月に玉城知事は関係者と面談したとのことですが、面談内容についてお聞かせください。また、県として今後どのように関わっていくか伺います。

 

6 信号機の設置について
 (1) 県土の発展に道路の整備は欠かせないものであり、毎年多くの道路が新たに整備されています。道路の整備では当然信号機の設置が伴いますが、道路が完成し新たな交差点ができても、信号機が長く設置されない現状があります。
  ア 道路管理者から信号機の設置申請があってから設置されるまでの手順について伺います。
  イ 毎年の信号機の設置、維持に係る予算は幾らか伺います。
  ウ 名護市内の県道84号線と市道志味屋線・市道為又中線との交差点の信号機設置について伺います。
  エ 当該交差点が供用開始された平成30年8月から令和2年8月までの2年間に発生した事故件数について伺います。

 

7 河川の管理について
 (1) 北部を流れる県管理の河川では河口付近で土砂の堆積と、そこに繁茂する雑草、雑木により川の流れがせき止められている現状があり、河口に近接する集落では大雨による災害を懸念する声が多くあります。
  ア 市町村と県で河川の管理はどのように区別されているか伺います。
  イ 県が直接管理する河川は幾つか伺います。
  ウ 河川管理の現状と方針について伺います。