てぃーだ平和ネット ~沖縄県議会~

PARLIAMENT ACTIVITY 議会活動

  • 一般質問
  • 玉城 健一郎

令和3年第3回沖縄県議会(臨時会)

2021年5月26日

 よろしくお願いします。
 それでは、質疑をさせていただきます。

 

1、乙第1号、第2号、第3号議案の専決処分の承認について伺います。
 (1)、それぞれの協力金の件数を伺います。また協力金の支払い時期はいつになるのか伺います。
 (2)、これまでの飲食店への協力金の支払い状況を伺います。
 (3)、緊急事態宣言下での協力金について伺います。

 

2、甲第1号議案「令和3年度沖縄県一般会計補正予算(第7号)」について。
 (1)、沖縄県感染防止対策認証制度事業について。
 ア、シーサーステッカーとの違いを伺う。
 イ、認証制度はどのように運用していくのか。県による指導はどのようにしていくのか伺う。
 (2)、沖縄県ワクチン接種促進事業について。
 ア、医師や看護師の確保について伺う。
 イ、市町村が行っているワクチン接種との連携を伺う。
 ウ、ワクチン接種は市町村の役割だったにもかかわらず、なぜ県が行うのか。予算や人を市町村に回すといった方法はできなかったのか伺う。
 (3)、緊急事態宣言について。
 ア、まん延防止措置から緊急事態宣言を発令するに至った経緯とその要因を伺う。どのタイミングで判断してきたのか伺う。
 イ、まん延防止措置と緊急事態宣言の違いを伺う。
 ウ、保育園、幼稚園での対応を伺う。
 エ、小中学校、県立高校での対応を伺う。
 オ、高校総体、中体連への対応を伺う。
 カ、大規模イベントの中止を要請している中、沖縄市のアリーナでの試合開催について市民から多くの賛否のある意見を伺っております。その上で沖縄市のアリーナでの試合開催について伺います。
 (4)、観光関連事業者等応援プロジェクトについて。
 ア、協力金や支援金から漏れてしまった事業者への対応を考えるべきではないか。前年度実績がない、売上げの50%以下など、ハードルがあまりにも高過ぎて基準から漏れてしまった事業者への対応をどのように考えているか伺います。

 よろしくお願いします。


 ありがとうございました。
 それでは、6点再質問をさせていただきます。

 まず1の協力金についてなんですけれども、今回緊急事態宣言で協力金支給ということで、これまでの協力金と変わっていて――これまで時短営業に対して協力金をやっていた。しかし、今回は時短の対象ではなかった業種に対して、お酒を出すところに対しては休業することで協力金が支給されるというふうになっています。これについてもまだまだ改善の余地というのがあると私は思っています。というのは、これまで夜の飲食でお酒を出しているところは、お酒さえ出さなければ時短営業でできる。つまり、お昼のランチはできるようになっているんです。しかし、もともとお昼だったり、8時まで営業しているところは、完全に休業しなければ協力金をいただけない状況になっている。そこに対しての不平等感というのは今回出ていると思います。また、そもそもお酒を出していない昼食に対しては、休業の対象にもなっていない。そういった状況に対して、やはり様々な声が出ているというのが今現状だと思います。今回この緊急事態宣言の発令に当たって、この国の事業、国の指針に従って今回の指針というのはつくっていると思いますけれども、県としてはしっかり精査しながら、この沖縄県にある飲食業だったり様々な業種を救うための手だてというのを考えて行っていただきたいと思います。


 次です。
 続きまして、ワクチン接種についてなんですけれども、先ほど比嘉議員からもお話がございました。7月中に高齢者の接種を終えるという方針で、今正直、市町村かなり混乱しています。混乱している状況の中で、先日もありましたけれども、ワクチンの接種についてミスが出ている状況も出ている。特に市町村の声として多くあるのが、医療従事者、医者や看護師の確保に今苦労しているというお話をよく聞きます。そういう状況で、この沖縄県、この大規模接種センター、この広域の接種センターをつくるに当たって、県医師会から協力をいただいて行うということなんですけれども、それを実施するに当たって、この市町村の医師や看護師の確保に影響が出るような状況は決してあってはならないと思いますので、ぜひその辺りは御配慮をよろしくお願いいたします。
 そして今回のセンターに関して、高齢者が相手なのでどうしても予約に関してインターネットとかLINEを使ったとしても、電話に集中するというのは既に予想はされています。そういう状況の中で、今この市町村の予約センターに電話すると、大体がこの回線が今いっぱいですので改めて御連絡くださいということで切れてしまうんですよ。そうではなくて、いわゆるコールセンターで使われているように回線を待機させる、しばらくお待ちくださいというアナウンスをして、順番が来ればつながるような状況をつくることというのは、この電話している人たちに対しての安心感を与えると思いますので、ぜひとも検討していただきたいと思います。また、この大規模接種センターについて、中部と南部で接種会場をつくるということなんですけれども、先ほども申し上げましたが、高齢者ということで、このアクセスというのが大変大きな課題になると思います。そういう状況の中で車を持っている高齢者ならまだしも、そしてまた親族が協力してくれるなら多分できるかもしれませんが、独居老人に関してこういったセンターが使えないということかなと思います。先ほど部長の答弁の中で、あくまで補完的な役割というふうに考えるのであれば、質問なんですけれども、この今回の接種センターというのは、どういった方達を対象に想定をしているのか、御答弁お願いいたします。


 2つ目。小中学校、幼稚園で今回通常授業するということで、特に担当課のお話の中では、学びを保障していくという中で必要なことだとおっしゃっておられました。本当に私もそのように思います。コロナがあろうがなかろうが子供たちにとって学校というのは大切な場所であって、その学びというのはしっかり続けていくことが大切だと思います。しかし一方で、これだけコロナが広がっている中、親御さんには結構不安――学校に登校させることに対してためらう親御さんがいることも事実です。ですので、今回この――もし学級閉鎖になった場合は、オンライン授業をするということなんですけれども、これそもそも選べるようにしたらどうかと提案したいと思います。今回また罹患だったり濃厚接触者になることによって、子供たちが協力を――学校に行けない、そういった子供たちの学びを保障するためにも、ぜひ通常授業と同時にライブでオンラインでの授業を受けられるように整備をしてはどうでしょうか。学校は、学校での設備だったりとか機器を整備するなど実施まで様々な課題があると思いますけれども、ぜひとも検討していただきたいと思います。

 

 続きまして、高校総体、中体連は実施するということなんですけれども、高校総体、中体連、私も出ましたけれども、本人にとっては恐らく今オリンピックどうこうというよりも、自分の大会のほうが本当に大切だと思います。子供たちにとっては一生に一度の大会なので、これを実施するということは本当に教育委員会の判断に対してはすばらしいと思います。ですので、この大会を安心・安全で開催するために――先ほど隔離だったりとか、健康観察をしているということですけれども、ぜひとも選手・スタッフの検査を実施するか、もしくは支援を考えてはどうでしょうか。今後、中体連、高体連が終わったらすぐ新人大会がございます。それまでにまだ期間がありますので、ぜひとも検討をよろしくお願いいたします。


 続きまして、最後ですけれども、新型コロナで知事の発信力というのが問われていると思います。県民向けのコロナ対策の発信の仕方を工夫してはどうかと私は考えています。今、新聞だったりテレビ、ニュースをあまり見ない若い世代に対して、やはりSNSが有効だと思います。そういう中で記者会見での見せ方、新聞だけではなくSNSや動画を活用して若い世代にアプローチを強化していただきたい。知事がこの同居家族以外とバーベキューをしたという投稿に対して、県民からの不信感を招いたことは否めないと思います。しかし、この知事の発信力をうまく使いながら、この県民に対して周知していく。若い世代、全ての世代に対して新型コロナの現状、そして必死に耐えている医療現場の現状を訴えていく。ワクチンの接種状況はどうなのか、県民の知りたい状況を発信していくために、知事のこの発信力についてぜひとも強化していただきたいと思います。

 以上です。よろしくお願いします。