てぃーだ平和ネット ~沖縄県議会~

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  • 一般質問
  • 玉城 健一郎

令和5年第1回沖縄県議会(定例会)

2023年3月1日

「令和5年第1回沖縄県議会(定例会)」のアイキャッチ画像

 皆さん、こんばんは。
 てぃーだ平和ネット、玉城健一郎です。
 本日最後の一般質問をいたします。
 皆さんからの無言のプレッシャーもある中、ちょっとやりづらい部分もありますけれども、コンパクトに進められるようにやっていきますので、よろしくお願いいたします。
 まずは、育児休業について質問させていただきます。
 私自身も育児休業を取った中、今回質問させていただきますので、その前に文言の修正で2022年6月の6月を取ってください。
 それでは質問いたします。
 2022年に育児・介護休業法が改正いたしました。産後パパ育休の新設や育児休業の分割取得、事業者へも育児休業を取得しやすい環境整備のための措置が義務づけられました。
 そこで以下伺います。
 男性の育児休業の取得状況を伺います。
 (2)、今回の育児・介護休業法改正への県の取組について伺います。
 (3)、男性育児休業が取得しやすい社会にしていくためにも、育児休業の制度と制度を利用するに当たっての様々な支援制度の周知を含めた勧奨が必要だと考えるが、県の取組と考えを伺います。
 2、保育環境について。
 (1)、・待機児童数を伺います。
 (2)、・待機児童解消に向けての取組を伺います。
 (3)、保育士不足による定員割れが問題となっていますが、保育士の働く環境が厳しく、求人はあるがやる人がいないことが根本の原因だと考えます。保育士の働く環境や待遇改善への取組を伺います。
 3、若年妊産婦の支援について伺います。
 (1)、・県の対応を伺います。
 (2)、・経済的に安定していないことも若年妊産婦の支援で配慮を要する課題とされています。一方で、妊娠したら退学させられる、何らかの罰があるといったイメージが子供たちにはあり、妊娠を隠すことが少なくありません。若年妊娠した生徒への学校の対応と教職員や学校への周知をどのように行っているか伺います。
 4、教育について。
 沖縄の教職員不足が深刻さを増しています。小中学校の少人数学級見直しも検討されている中、以下伺います。
 (1)、・職員の待遇改善について伺います。
 (2)、・業務負担の軽減策について伺います。
 (3)、・職員の正職員率を伺います。
 (4)、複式学級解消事業について、執行率の低さの原因を伺います。
 5、PFASについて。
 (1)、企業局のPFAS対策について、海水淡水化施設の稼働状況について伺います。
 (2)、中部水源が米軍からの蓋然性が高いPFASによって汚染され取水抑制している中、北部水源の活用と海水淡水化施設で補っています。燃料費高騰などの影響でその負担が重くなっており、国に対して財政負担を求めるべきだと考えますが、県の見解を伺います。
 6、沖縄県差別のない社会づくり条例について伺います。
 (1)、運用方法について伺います。
 7、LGBTQについて。
 (1)、美ら島にじいろ宣言について、宣言後の取組等を伺います。
 (2)、パートナーシップ制度の新設を求めます。
 8、梅毒・HIV対策について。
 (1)、12月に行われたワンコイン検査の結果について伺います。
 (2)、さらなる検査の拡充について伺います。
 9、沖縄自動車道について。
 (1)、自動車道近くに住む住民から粉じん被害や車の部品落下などの訴えがあります。対応を求めます。
 10、運転代行について。
 (1)、運転代行業者の営業実態はどのように把握しているか伺います。
 (2)、運転代行をする際、保険加入有無について把握しているか、またどの程度の頻度で保険の有無を確認しているか伺います。
 (3)、運転代行料金の最低料金の設定について、令和4年5月30日付国土交通省旅客課より、都道府県の自動車運転代行業担当部局長宛てに調査結果が共有されているか、対応について伺います。
 (4)、表示義務違反など違反、違法もしくは疑わしい運転代行業者の通報について、どのように対応しているか伺います。
 11、二輪車の走行区分規制についてですけれども、こちら修正がございます。片側5車線じゃなくて片側4車線に変更お願いいたします。また、二輪車の走行区分ではなくて通行区分に変更をお願いいたします。
 (1)、国道329号の一部区間、国道58号の片側4車線の区間の規制を解除したが、解除後、どのような影響があったか伺います。
 (2)、全国でもまれな二輪車の通行区分規制のさらなる規制解消を求めます。
 12、普天間飛行場負担軽減推進会議について。
 (1)、同作業部会が約1年ぶりに開催されたが、そこでの議論はどのような内容であったか伺います。‒・400・
 13、我が会派の代表質問との関連について。
 山里議員の5、教育行政についての(3)、学校産業医の配置について関連質問いたします。
 (1)、産業医の配置について50人以下で設置が義務づけられているにもかかわらず、市町村立で進んでいない理由はなぜか伺います。
 (2)、50名以下の学校では、どのような対応がされているか、衛生推進者の専任や医師による面接指導体制が求められているが、実際はどのような状況か伺います。
 よろしくお願いいたします。


 ありがとうございました。
 では、再質問を行っていきます。
 若年妊産婦について、再質問ではなく、この間、先日2月1日の県と一般社団法人あるが共催で行ったシンポジウム、そちらに参加しました。こちらの感想についてなんですけれども、関係者が集まって本当に様々な情報を交換しながら、よりよい若年妊産婦の支援の仕方というのをつくっていく、非常に有意義なシンポジウムでした。ぜひそういった取組を次年度も行っていただきたいということで、要望としてお願いいたします。
 では、続きましては運転代行についてなんですけれども、運転代行、沖縄は全国に比べて登録者数も多い、もちろんみんな使っているという状況の中で、全国でも先進地というか非常に注目されている地域だと思います。その中で、運転代行の管理状況だったりとか、保険の加入状況、そしてまた最低賃金の設定というのはどうしても必要だと思います。特に保険の管理に関しては、どうしても保険未加入のところであれば、この負担というのが利用者だったりとかそういったところの影響が出てくる状況がある中、やはりそういった対策を取る必要がありますし、平成30年度の通知によれば、条例というのは都道府県でつくれるというふうになっていますので、この保険の加入を義務づける、もしくは通知をするような仕組みづくり、条例づくりだったりとか、あとは今、運転代行自体が価格競争に陥ってしまって、働いている人たちがどうしても厳しい状況で働かざるを得ない状況にあると思います。そういう状況を変えていくためにも、最低の料金というものを県として設定する必要があると思いますので、そこぜひとも検討のほどよろしくお願いいたします。
 では、続きまして二輪の通行区分について何ですけれども、前の本部長が交通畑ということでこういった政策にすごく精通していて、前に進んで、今回も本部長が進めてくれて本当にありがとうございます。
 先ほど、二輪区分について330号の一部区間も今年度中にやるということですけれども、もし今公表できるのであれば教えてほしいです。どの区間か。


 ありがとうございます。
 私も二輪に乗りますので、どうしても途中左から車が入ってくる状況とか、そういったところで怖い思いをよくしているので、そういった二輪の通行区分の規制解除というものは非常に助かりますので、改めてまたよろしくお願いいたします。
 続きまして、教育委員会ですけれども、皆さん本当に今議会の中で――マスク外しましょうね――様々な議員が質問されている中、本当に大変だと思いますけれども、ぜひこれは教員の本当に厳しい状況があってのことだと思います。うちの会派の山内末子議員が独自で調査した結果というのは私も読ませていただきました。山内末子さんのレポートによりますと、本当に人が足りない、業務が多い。その中で自分の私生活が犠牲になっている状況というのが本当に生の声として出ているんです。そういう状況を変えていく必要が本当にあると思います。
 そこでお伺いいたしますけれども、今県独自の配置というのは行っているんでしょうか。お願いいたします。


 ありがとうございます。
 県としても独自対策を行っているという状況の中で、またさらなる対策を取って、働きやすい状況をつくっていく必要があると思います。今のところまだ教員の採用というのが――受ける人たちが多い状況にある中、それが低くなってきたら余計採用が難しくなると思いますので、そこは本当にぜひよろしくお願いいたします。
 もう一つ、教員の病休、病休でかなり休んでいる人たちがいらっしゃると思いますけれども、そういったことに対する対策はどのように行っているか御説明お願いいたします。


 そこに対する支出もかなりの額というふうに伺っていますので、ぜひそういった対策を今度は次年度で新たな支援体制をつくられるということで、ぜひ行ってほしいです。
 保健師だったりとか、産業医の配置の関連の質問の中ですけれども、民間の企業というのは産業医だったりとか保健師の面談というのは義務づけている、必ず受けないといけないというふうにやっているんです。そういう状況というのをどういったことが生まれるかというと、必ずそれをやらないといけないということになってきたら、産業医だったり保健師だったりがしっかり状況を把握できる。今の状況というのは県の聞き取りによりますと、校長先生だったりとかそういった声があれば受けるという状況にあると思うんですけれども、そういった義務づけしながらしっかり保健師だったりとか産業医とかが情報を収集できるような状況をつくったほうがいいと思うので、ぜひそういったところ、新しい体制のところで検討していただきたいと思います。民間でそういったところもやっていますのでぜひ、よろしくお願いいたします。
 教員に対して先ほどございましたけれども、教員の定時というのが、本来であれば8時15分から16時45分までなんですけれども、実際、教員アンケートだったりとか、そういった声を聞いていたら、子供たちが来るから7時から出勤して、帰りは普通に5時過ぎだという意見が多いんです。だから教員の働く環境の中で定時と実態が合っていない状況があると思うんです。そういったところに対しての対策もしっかり取り組んでほしいというのと、もう一つ、時間外労働をなくすためには、留守番電話だったりとか――あとは時間外は留守番電話対応にするのであったりとか、あとは今もう携帯もありますからLINEでの対応、そういったところというのをぜひ導入検討する必要があると思いますけれども、その点についていかがでしょうか。


 よろしくお願いします。
 ぜひ教員が定時の時間の中でできるように、もしかしたら子供が通学する時間帯をずらすのか、もしくはフレキシブルに先生の出勤時間をずらすのか、そういった対策が必要だと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
 続きまして、梅毒、HIV対策についてなんですけれども、12月が世界エイズデーということで、エイズに対しての差別とかそういったものをなくしていく、偏見をなくしていく活動だったと思います。その中で12月に行われたワンコインの検査ということで外部委託、私もぜひ外部委託をやってほしいということで、今回ワンコインの検査を行ったということで、ここは本当にありがとうございます。さらなる拡充ということで、ほかの医療機関とかも連携しながら行っていくということなんですけれども、実際コロナ禍で見えたことというのが、やはりコロナの対応になった場合、保健所で対応ができなくなった。その結果、梅毒だったりHIVの検査自体ができなくなった。その影響で結局HIVが広がった、エイズが広がった状況が推測されると思います。ぜひ県の検査体制の拡充も求めているんですけれども、過去に保健所での検査が止まった事例というのはありますか。


 HIVも感染症です。コロナの対策においては、沖縄県が本当に様々な状況で厚労省も視察に来るぐらいコロナの対策というのが先進地として認められてきたと思います。そういった知見をしっかりつくって、こういったHIVの感染症対策でもぜひ使っていただきたいと思います。コロナの際に行ったことというのが、まず検査を拡充すること。そして検査の拡充とハイリスク層に対する対策、そういった対策を取ることで、コロナの検査という実数を分かってきたと思うんです。今沖縄の現状ってHIVの検査の状況というのは、まだまだ実数にほど遠いというふうに言われています。その数字というのが、いきなりエイズの発症の割合の高さ、そういったところからHIVの県内での状況というのは非常に深刻だと私は捉えています。ぜひ、検査に特化した常設の施設の必要性があると思いますけれども、その辺りについて見解をお願いいたします。


 本当に検査を受けること自体が人に知られたくないというのが、まさにエイズの問題の深刻なところだと思うんです。HIVというのは、進行を止めるとかウイルスをどんどん減らしていくという薬というのが開発されていて、今やもうちゃんと適切に治療していれば普通の人と同じように生活ができる。ウイルスがほとんど検出されないレベルまでできるようになっていて、しかも薬が毎日1錠、もしくは最近まだ認可されていないものだったら半年に1回注射を打てばできるような状況になっていて、まさに慢性疾患と同じような取扱いにどんどんHIVがなってくると思うんです。そういう状況の中で、こういった人たちが普通の生活を送れる、そういった施策はもちろん必要ですし、そのためにはまずこの偏見をなくしていく――これは今回取り上げていないですけれども、偏見をなくしていくことと、あとは検査体制、ぜひ検査を拡充して、より多くの人たちを捕捉して、かつ治療をすることで、この人たちが社会生活が送れるような状況をつくっていくこと、そしてまたそこで抑え込んでいくことがやはり今沖縄県に必要だと思いますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。
 最後になりますけれども、先ほど部長からもお話がございましたが、このHIV、沖縄県のHIVの感染状況というのはすごく深刻な状況にあると思います。いきなりエイズの状況も50%を超えている状況というのは、やはりまだまだ検査自体が拾えていない、そういう状況があると思います。ぜひそういった状況をなくしていくためにも、エイズ政策を前に進めていけるように、知事を筆頭に頑張っていただきたいと思います。
 以上です。終わります。